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バリアフリーに対応する

バリアフリーに対応する

  • 年齢とともに身体機能が低下すると、住み慣れた家であっても、ちょっとした段差や階段でつまずいて転倒するなど、事故が起きる可能性が高まります。事実、65歳以上のお年寄りが事故に遭う場所で、最も多いのが住宅という調査結果もあるほどです。

     お年寄りの転倒事故は重症になりやすく、事故をきっかけに寝たきりになってしまうケースもあります。高齢化社会といわれる現代、イキイキと活躍しているお年寄りがたくさんいらっしゃる一方で、家の中の事故が原因で外出もままならなくなってしまうのでは、勿体ないとしか言いようがありません。

     お年寄りが暮らす家庭はもちろん、今はいなくても10年後、20年後の家族の暮らしを見すえて、住まいのバリアフリーを検討してはいかがでしょうか。手すりの取り付け、段差の解消といったリフォームで、家族みんなが暮らしやすいバリアフリーの住まいが手に入ります。

こんな家におすすめ!

  1. お年寄りの家族がいる
  2. 今の家が「終の棲家」になる可能性が高い
  3. 将来、実家の親と同居する予定がある

バリアフリーを高めるリフォーム例

手すりの取り付け

 階段や廊下に取り付けた手すりは、歩行時の転倒、転落防止に役立ちますが、ただやみくもに取り付けるのでは、かえって逆効果になるので気を付けてください。実際に使う人の利き手や身長などを考慮して、歩行の妨げにならない位置に取り付ける必要があります。

廊下目安

 床下から高さ750~850mmが目安です。使う人の腕を真っ直ぐに降ろした状態で、尺骨茎突点(手首の小指側の出っ張った骨)の位置に手すりがくるようにしましょう。

玄関目安

 上がり框の昇り降りや、靴の脱ぎ履きでバランスを崩しやすい場所です。手すりの上端は頭より少し高い位置で、縦に800mm以上の長さがあると安心です。

階段目安

 姿勢が不安定になりやすく、最悪の場合は転落の危険もあるため、優先的に取り付けたい場所です。高さの目安は踏み板の先端部分から750mm程度。さらに昇り降りの最期の一歩までしっかり握れるように、上下の階段終わりから200mm以上の長さを確保して手すりを取り付けます。

ドア周辺目安

 片手で扉を開閉する際にバランスを崩しやすいので、手すりの上端が肩より少し高い位置で、縦に600mm以上の手すりを設置します。

段差の解消

段差

 築年数の古い家の場合、敷居と床の間などの思わぬ場所に段差があり、お年寄りのつまずき、転倒の大きな原因となっています。 段差を解消する方法としては、小さいスロープを設置するほかに、今の床板の高い部分に合わせて、低い床板の上に新しい床板を張ってかさ上げする方法などがあります。

床を滑りにくく

床材

 歩行時にすべりやすいビニル系床材などは、すべりにくい加工をしたフローリングやカーペットなどに取り替えると安心です。コルク材の床も効果があります。車イスの使用を視野に入れるのであれば、畳を避けてフローリングに取り替える必要があります。


冬の温度差解消

意外と知られていません

 バリアフリーは目に見えるものだけではなく、急な温度差もお年寄りにとっては辛い「バリア」となります。特に冬場、温かい部屋から寒い浴室やトイレに入ると、温度の急激な変化によって血圧が急上昇・急降下する「ヒートショック」が起こり、血圧や心臓に大きな負担がかかります。最悪の場合、心筋梗塞や脳卒中を起こす要因にもなるため、家の中の温度差を解消する必要があるのです。

 ヒートショックの対策には、浴室、脱衣洗面所、トイレといった寒さを感じやすい場所に、浴室暖房乾燥機やトイレ暖房機を設置することが有効です

洋式トイレに取替

介助スペース・手すりなどの配慮も

 足腰に不安を抱えるお年寄りにとって、和式トイレは洋式トイレに比べると立ち座りの動作が難しく、また排便時の姿勢も不安定になりやすいもの。

 和式トイレから洋式トイレに変えるためには、便器そのものを和式から洋式に交換するほか、お手軽な方法として和式トイレの上から洋式トイレのアタッチメントを取り付ける方法があります。

コンセントの高さを工夫する

ちょっとしたことです

 一般的な住宅の場合、コンセントは床から20cmほどの高さに設置されています。ただ、この高さは使用時にかがむことになるためお年寄りには辛く、バランスを崩す原因になってしまいます。

 そこで、比較的楽な姿勢でコンセントの抜き差しができるよう床から40cmほどの高さに設置する方法があるのですが、コンセントの位置を高くすると、今度はコードに足を引っかけて転倒してしまう可能性があります。

 そこで、マグネットキャッチ式のコンセントを使用すると、転倒などでコードが引っ張られると自然とコンセントから抜けるので転倒事故を防ぐことができます。

バリアフリーに対応するリフォームのコツ!

  •  お年寄りが家庭でケガなどの事故を起こさないよう配慮することは、住まいのバリアフリー化の第一歩。身体的な安全は、「この家で安心して暮らせる」という精神的な安らぎにも繋がります。

     さらにお年寄りが住みやすい家にするためには、調理時に一定時間を経過すると自動で消火するコンロや、人の動きを感知して点灯・消灯するセンサー付き照明などがあれば、火の消し忘れや電気の消し忘れなどを防ぐことができます。
    また、高い位置にある電球などを頻繁に取り替えるのは足場の危険がともないますので、この機会に長寿命のLED電球を導入するのもおすすめです。

     かつては「家のどこかに故障があればリフォームする」という考え方が主流でしたが、住宅の長寿命化、高耐久化が求められる現代では、「故障を避けるためにリフォームする」ことが大切です。

     メンテナンスを兼ねた定期的なリフォームで、大切な住まいを長持ちさせましょう。

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